殺人混成曲 タイトル

殺人混成曲

原題

Murder in Pastiche

発表年

1954

著者/訳者/解説

マリオン・マナリング/都筑道夫・他/都筑道夫

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

256(巻末「演出ノート」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ482
リヴァプールからニューヨークに向けて出航した大西洋航路のイギリス豪華客船フローラバンダ号の船長は、乗客名簿に目を通したとたん、思わずあっと声をあげた。それも道理、船客のうちには、名前こそ少し違っているが、いずれもおなじみの名探偵・名警部がずらりと九人、顔を揃えていたのである! その顔ぶれは─
ネロ・ウルフ(スタウト)、エラリイ・クイーン(クイーン)、ペリイ・メイスン(ガードナー)、マイク・ハマー(スピレイン)、ピーター・ウイムジイ卿(セイヤーズ)、アプルビイ副総監(イネス)、エルキュール・ポアロ(クリスティー)、ロデリック・アレン(マーシュ)、ミス・シルヴァー(ウェントワース)
これだけの名探偵が、伊達や酔狂で一堂に会するはずがない─果然、船客のひとりで悪名高いゴシップ・ニューズ記者ポール・ブライスが、中央デッキで頭を叩き割られているのが発見された。かくて、九人の名探偵がそれぞれ自慢の頭脳を絞り、腕をふるう結果となった! 九人の作家ひとりひとりの文体を模写し、そのうえで本格ミステリの醍醐味を堪能させる見事な離れ技! 長篇ミステリ・パロディの記念碑的名作。

初版

1959年

重版

1984年再版(760円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000482-X

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