タイトル | 死の狩人 タイガー・マン・シリーズ |
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原題 |
The Death Dealers | ||
発表年 |
1966 | ||
著者/訳者/解説 |
ミッキー・スピレイン/田中小実昌/N | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
219(巻末「死を呼ぶ男─タイガー・マン」) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ973 |
ブロードウェイを歩いているとき、タイガー・マンはふと背筋にチリチリする感じを覚えた。何者かにつけられている感じ。タイガーはなにげなしに電話ボックスにはいり、待った。女の尾行者だった。タイガーは手を伸ばし、電話ボックスのなかにひっぱりこんだ。が、ホテルに連れかえったとき、女は国際刑事警察機構インターポルの女調査官であることが判った。彼女はタイガーにひそかに接触し、タイガーと同じ機関で働いているテディという男が、死の暗号〈スカイライン〉を発したまま、セラチンで消息を絶ったということをタイガーに伝えたのだ。 テディが姿を消したセラチンという所は砂漠と山岳地帯ばかりの貧乏国だった。が最近、そこに莫大な量の石油が埋蔵されていることが判明し、突如としてアメリカとソ連の利権争奪戦が始まったのだ。アメリカびいきの国王とソ連に気脈を通じている首相の対立にまで発展し、東西入り乱れてのスパイ戦がくりひろげられたのだ。 やがて、国王が訪米のさい、ソ連が刺客を送って王を殺し罪をなすりつけようとしていることがわかったのだ。かくして、タイガーはカウンター・スパイの面目にかけて、敵を迎え撃つべく腰をあげたのである。 血を血ですすぐタイガー・マンの烈しい戦い! 絶好評のタイガー・マン・シリーズ第3弾! |
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初版 |
1967年 | ||
重版 |
1974年再版(480円) | ||
入手 |
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ISBN |
4-15-000973-2 |