暗い階段 タイトル

暗い階段

原題

From This Dark Stairway

発表年

1931

著者/訳者/解説

ミニオン・G・エバハート/妹尾韶夫/田中潤司

カバーデザイン

永田力

ページ数

244(巻末「女流探偵作家とエバハート女史」及びエバハート著作目録)

あらすじ(解説文)

出版

六興出版部
六興推理小説選書(キャンドル・ミステリーズ)113
ミニヨン・エバハートはアメリカの生んだ女流探偵小説家だが、作家としての経歴はなかなか古い。 処女作「十八号の患者」を発表したのが一九二九年のことで、イギリスのアガサ・クリスティーやドロシイ・セイヤーズなどよりはやや遅れるが、その後ずっと現在にいたるまで作品を書き続け、いまではアメリカ探偵小説界での大御所格の一人になっている。 エバハート女史の書く作品は、アメリカの探偵小説評論家ハワード・ヘイクラフトも云っていることだが、構成が緻密で、非常に面白く、だんだんと累積されてゆく恐怖感を上手に描き出すことで定評がある。 本書「暗い階段」は一九三一年発表の作品で、女史の作品によく顔を出す看護婦探偵セアラ・キートを主人公に、大きな病院に突発した不可思議な殺人事件の謎を描いている。 この一篇はこれまでもしばしば、各作家の選出したベスト表などにあげられたことのある名作である。

初版

1958年(190円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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