レースを編む女 タイトル

レースを編む女

原題

La Dentellière

発表年

1974

著者/訳者/解説

パスカル・レネ/村上香住/村上香住

カバーデザイン

フェルメール《レースを編む女》 パリ ルーヴル美術館蔵

ページ数

149

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワ・ノヴェルズ
降りそそぐ光を浴びながら窓辺で無心にレースを編む娘。十六世紀オランダの名匠フェルメールが描く名画《レースを編む女》にたとえられる純朴な田舎娘ポンム。母と二人で運命をあるがままに受けいれ、ひたむきに生きる娘は、やがてパリに出ることになった。
虚飾の都で出会うさまざまな人々、めぐり会う愛、そして人生……。
容赦ない現実と抒情性をないまぜて、ただ一途に生きる娘ポンムの姿を描いた愛の佳品。優しさとその裏に秘めた透徹な視線で人生の一断片を綴り、観念化し硬直化したフランス文壇に一陣の鮮烈な涼風を吹きこんで、ゴンクール賞の栄誉に輝いた名篇。

初版

1976年(960円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-207301-2

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