悪党どものお楽しみ タイトル

悪党どものお楽しみ

原題

Rogues in Clover

発表年

1929

著者/訳者/解説

パーシヴァル・ワイルド/巴妙子/森英俊

カバーデザイン

妹尾浩也

ページ数

301(巻末「表が出たらぼくの勝ち、裏が出たらきみの負け」)

あらすじ(解説文)

出版

国書刊行会
ミステリーの本棚
賭博師稼業から足を洗い、農夫として質実な生活を送っていたビル・パームリーが、無類のギャンブル好きでお調子者の友人トニーに担ぎ出されて、あの手この手でカモを料理するいかさま師たちと対決、その知識と経験を生かしてトリックを次々に暴いていく。
みすぼらしい雑種犬を使って腕利きいかさま師の裏をかく「ポーカー・ドック」、思い通りに目が出るルーレット盤の秘密をさぐる「赤と黒」、伝統あるクラブで毎夜行なわれる不自然なゲームの裏に隠された真実の物語「良心の問題」、ビルになりすまして有名な賭博師と対決するはめになったトニーの悪戦苦闘を描く爆笑篇「ビギナーズ・ラック」、チェスのいかさま試合にビルが加担する「アカニレの皮」他、豊富なアイディアとユーモアに彩られた全8篇を収録。里程標的短篇集リスト〈クイーンの定員〉中、最稀覯本としても知られる連作短篇集。

初版

2000年(2400円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-336-04246-2

1 シンボル (The Symbol)

2 カードの出方 (The Run of the Cards)

3 ポーカー・ドッグ (The Poker Dog)

4 赤と黒 (Red and Black)

5 良心の問題 (A Case of Conscience)

6 ビギナーズ・ラック (Beginner's Luck)

7 火の柱 (The Pillar of Fire)

8 アカニレの皮 (Slippery Elm)


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