タイトル | 緑色遺伝子 |
||
原題 |
The Green Gene | ||
発表年 |
1973 | ||
著者/訳者/解説 |
ピーター・ディキンスン/大瀧啓裕/大瀧啓裕 | ||
カバーデザイン |
角田純男 | ||
ページ数 |
281(巻末にディキンスンの著作リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
|||
出版 |
サンリオ サンリオSF文庫26-A |
緑色の子供が生まれた─このスキャンダルは、初め好奇心の的でしかなかったが、緑色人の人口が異常に増加しはじめるやいなや、単なる三面記事のように対応するわけにはいかなくなってきた。政府は高圧的な人種差別政策を採用して白人の権利を守ろうとし、若い過激派たちは緑色人問題を口実に社会の転覆をもくろんでいたのだ。 それにしても、なぜ白人人種の両親から突然、緑色人が生まれてくるのか? 天才的な数学者であり、有能なコンピュータ技師でもある若いインド人ヒューマヤンは、癌の遺伝要素にかんする統計学的な研究の過程で緑色遺伝子の重大なヒントを発見していた。そんな彼を「人種関係局」という怪しげな機関がイギリスに招いたのだ。だが、彼の動静を細大もらさず監視していたにもかかわらず、ヒューマヤンは何者かに誘拐されてしまった。こうして事件は意外な方向に発展していくのである。 |
|
初版 |
1979年(380円) | ||
重版 |
|||
入手 |
|||
ISBN |
なし |