タイトル | 銀行襲撃 |
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原題 |
Bank Job | ||
発表年 |
1974 | ||
著者/訳者/解説 |
ロバート・L・パイク/信太英男/S・S | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
189 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1316 |
午後二時五十八分、閉店直前のファーマーズ・アンド・マーチャンタイル銀行を襲った四人組の作戦は、まさに水際立っていた。プラスチックの仮面をつけ、サブ・マシンガンと拳銃で武装して車で乗りつける。リーダーの命令一下、敏速で的確な動きは行員が警報装置に近づくことさえ許さなかった。金庫室にはいり、運ばれるのを待つばかりになっていた造船所の給料をスーツケースに詰め、最後の威嚇の銃口をあげながら銀行を出る─その間、わずか二分五十六秒の仕事だった ただ一つの誤算は、異変を感じて駆けつけたパトロール巡査の銃弾が仲間の一人を傷つけたことだった。だが、ここでも彼らの対応はすばやかった。巡査を撃ち倒し、傷ついた仲間と二十三万七千ドルの現金を乗せた車はフリーウェイの方角へと消えていった。 現金強奪と警官殺し─サンフランシスコ市警はいろめきたった。殺人課のリアダン警部補を先頭に、目撃者の取調べ、類似事件の捜査、傷を負った仲間を連れていく可能性のある病院への手配と、捜査はスピーディに展開された。そして、デイリー市から病院の救急車が一台消えてしまったという情報が入ったとき、捜査陣は核心に一歩近づいたように見えたが……? 快調なテンポと鮮やかなエンディング。才人ロバート・L・フィッシュが別名義で書いた新・警察小説! |
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初版 |
1978年(580円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-001316-0 |