作家の妻の死 タイトル

作家の妻の死

原題

Posthumous Papers (Death of a Literary Widow)

発表年

1979

著者/訳者/解説

ロバート・バーナード/水野谷とおる/水野谷とおる

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

221

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1413
ヒルダ・メイチンとヴァイオラ・メイチン─二人の女が住むメドーバンクス荘は、ここ十年近く、危うい平衡を保ってきた。ヒルダは生き別れ、ヴァイオラは死に別れの違いはあれ、どちらも同じ男の未亡人で、その奇妙な同居生活は冷ややかな礼儀正しさを守りながら落ち着いているかに見えた。だが、青天の霹靂のように、生前評価さえrなかった二人の夫、作家ウォルター・メイチンが脚光を浴びたとき、この古屋敷の平和には目に見えないひびが入りはじめた!
マスコミは、先を争うようにウォルターの生涯を取りあげ、二人の未亡人を追いかけた。代表作の再刊はもとより、三十年も屋根裏に眠っていて、最近ようやくアメリカの研究家クロンワイザーの手で複写された未発表原稿も次々出帆されることになった。長年、財産とは縁のなかったメイチン家に、莫大な金が流れこもうとしていた。二人の未亡人をはじめ、それぞれの子供たちの思惑が入り乱れ緊張が高まった最中、ある夜メドーバンクス荘から不審な火があがった。屋敷をなめつくした火がようやく鎮まったとき、焼け跡から頭に傷を負い、息絶えているヒルダ・メイチンの死体が発見された!
アメリカ探偵作家クラブ賞三年連続ノミネートで話題を呼んだイギリス期待の新鋭作家、本邦初登場。人間心理の鋭い描写と魅力的な謎─新・本格推理の注目作!

初版

1983年(740円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001413-2

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