タイトル | ヴェルフラージュ殺人事件 |
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原題 |
Murdering Mr. Velfrage | ||
発表年 |
1950 | ||
著者/訳者/解説 |
ロイ・ヴィカーズ/小倉多加志/都筑道夫 | ||
カバーデザイン |
上泉秀俊 | ||
ページ数 |
257(巻末「ヴィカーズおぼえがき」) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ402 |
海運商事会社の青年社長ブルース・ヘイバーションは、自家用のクライスラーを運転して家路についた。事務所を出るとき嚥んだキニーネの水薬が効いたのか、頭痛も、めまいもずっと薄らいでいた。彼は国道上で知り合いの弁護士ヴェルフラージュに出会った。富豪レイブソープ家の遺産管理人として、レイブソープ・ダイヤモンドとして知られる秘宝を訴証依頼人に届ける途中、故障をおこして立往生していたのだ。ヘイバーションは快く彼を同乗させて、やがて依頼人の邸についた。ヴェルフラージュは三分で戻ると言い置いて玄関の中へ消えたが……三分たっても、五分たっても、十分たっても彼の姿は現われなかった……。 本書は探偵小説の本場イギリスが生んだ新本格派の作家ロイ・ヴィカーズの本邦初紹介作品である。豊富な法廷経験と犯罪心理への深い洞察に基づく彼の作品は、新しい探偵小説の領域を築いた傑作と絶賛されている。 |
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初版 |
1958年(200円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |