タイトル | ウサギは野を駆ける |
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原題 |
La course du lièvre à travers les champs | ||
発表年 |
1972 | ||
著者/訳者 |
セバスチアン・ジャプリゾ/榊原晃三 | ||
カバーデザイン |
カバー写真 20世紀フォックス提供(映画『狼は天使の匂い』より) | ||
ページ数 |
164(巻末にセバスチアン・ジャプリゾ著作リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1215 |
我々誰にとってもただ一度の、あの太陽が輝いている日の夕方近い頃のマルセーユの旧港。さびしげで所在ない様子の少年がいた。少年は日曜日の晴着のような洋服を着、手にビー玉の袋をしっかりにぎっている。少年は町に着いたばかりで、友達を探していた。最初、浅黒い肌の三人の少年が現れ、彼を敵意のこもった眼差しで見据えた。少年は後ずさりし、それから背を向けて、路地の階段を登っていった。が、すぐ立ち止った。別のグループの子供たちが階段の一番上に坐っていて、彼の通り道をふさいでいた。男の子が4人に、女の子が2人だ。少年はグループの首領らしい年長の少年の前にいった。年長の少年はきびしい眼つきで彼を見た。仲間になるために、少年はビー玉の袋を相手の少年にさし出した。……日没ごろ、子供たちはいっしょに遊び興じていた。遊びの中で彼らはアメリカにおり、摩天楼を襲撃し、警官に取り囲まれていた……。 ─トニー・カルドは三人のジプシーに命を狙われ、真赤な円盤のような朝陽の中を、アメリカとカナダの国境からモントリオールに向って逃げていた。そしてジプシーに追いつめられたとき、トニーは首都警察の襲撃を計画している4人の男と2人の女の一味に飛びこんでいった! 『シンデレラの罠』の鬼才が子供の世界と大人の世界のダブル・イメージで描く異色ミステリ! |
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初版 |
1974年(380円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-001215-6 |