アメリカの作家。テネシー州に生まれ大学で法律を学んだ後弁護士になりますが、その1年後には雑誌記者に転身します。その後南アメリカとヨーロッパで8年間暮らす傍ら文筆活動に入ります。
はじめは日曜学校関係の雑誌に教訓的な物語を書いていましたが、後にパルプ雑誌に犯罪心理学者のポジオリ教授を主人公とする短編ミステリを発表するようになります。
ポジオリものの第1短編集「カリブ諸島の手がかり」はクイーンの定員にも選ばれ、またクイーンがミステリ史上最も重要な短編集十傑を選んだ際の次点に選んでいます。
またストリブリングはアメリカ南部に滞在していたこともあってかアメリカ南部の生活や黒人問題などを題材にした小説も発表していて、純文学作家としても名を馳せています。
こちらでは1932年に「ストアー」でピューリッツァー賞を受賞しています。他にもSFものもいくつか発表しているそうです。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | The Cruise of the Dry Dock | 1917 | - | 250部限定 |
2 | Birthright | 1922 | - | デビュー作 |
3 | Fombombo | 1923 | - | |
4 | Red Sand | 1924 | - | |
5 | Teeftallow | 1926 | - | |
6 | Bright Metal | 1928 | - | |
7 | East is East | - | ||
8 | Strange Moon | 1929 | - | |
9 | Backwater | 1930 | - | |
10 | The Forge | 1931 | - | 純文学作品 |
11 | The Store (ストアー) |
1932 | - | ピューリッツァー賞('33) 純文学作品 |
12 | Unfinished Cathedral | 1934 | - | 純文学作品 |
13 | The Sound Wagon | 1935 | - | |
14 | These Bars of Flesh | 1938 | - | 諷刺小説 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | Laughing Stock: The Posthumous Autobiography of T.S. Stribling | 1982 | - |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | Design on Darkness | - |
【参考】「カリブ諸島の手がかり」(国書刊行会 世界探偵小説全集)