タイトル | アデスタを吹く冷たい風 |
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原題 |
The Cold Winds of Adesta | ||
発表年 |
1961(日本で独自に編纂) | ||
著者/訳者/解説 |
トマス・フラナガン/宇野利泰/S | ||
カバーデザイン |
上泉秀俊 | ||
ページ数 |
194(巻末「作者について」) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ646 |
月が山肌を煌々と照らし、山の中腹をくねくねとうねって道が走っている。峠の頂、国境線のむこうには、共和国の哨舎の窓の灯り。その道を、トラックのヘッドライトが近づいてくる。「いよいよやってきます」若い少尉が言い、テナント少佐は葉巻に火を点けた。アデスタおろしと呼ばれる風が、彼らの哨舎を揺さぶった……国境を越えて禁制の銃が密輸されているのは間違いない。毎日共和国側から葡萄酒を運んでくる商人が、そのトラックで銃を運んでいるのも確実だ。だがテナント少佐の厳重な捜査でも銃は発見されなかった。見通しのよい一本道、厳重な監視下、いったいどうやって銃は密輸されているのか? EQMM年次コンテストで第一席を射止めた表題作をはじめ、職業軍人であり警察官のテナント少佐が主人公の四篇など、名品7篇を収めた、オリジナル短篇集 | |
初版 |
1961年 | ||
重版 |
2003年3版(1100円) | ||
入手 |
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ISBN |
4-15-000646-6 |
1 アデスタを吹く冷たい風 (The Cold Winds of Adesta)
2 獅子のたてがみ (The Lion's Mane)
3 良心の問題 (The Point of Honor)
4 国のしきたり (The Customs of the Country)
5 もし君が陪審員なら (Suppose You Were on the Jury)
6 うまくいったようだわね (This Will Do Nicely)
7 玉を懐いて罪あり (The Fine Italian Hand)