タイトル | けものの街 |
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原題 |
Savage Streets | ||
発表年 |
1959 | ||
著者/訳者/解説 |
W・P・マッギヴァーン/井上一夫/明記なし | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
258(巻末「ノート」及びマッギヴァーンの作品リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ769 |
ニューヨークの郊外にあるフェアクレスト団地には、穏健な、教養ある人々が住み、平和で楽しい毎日を送っていた。だが、ある日この静かな団地の人々を突風のように事件が襲った─広告会社に勤めるジョン・ファーレルの息子ジミーや、石油会社に勤めるサム・ウォードの子供をはじめ、フェアクレスト団地の子供たちが、親の眼をかすめて金を盗もうとしたのだ! こうした子供たちの不道徳な行為にひどく心を痛めたジョン・ファーレルは、ジミーがなぜ金を盗もうとしたのかを激しく詰問した。が、その結果わかったことは、ファーレルの思いもおよばぬことだった。附近の貧民街に住む赤髪と金髪の二人のチンピラが、金をもってくるように脅迫したというのだ! かわいい子供たちの安全が危険にさらされているのを知ったフェアクレスト団地の人々は、この悪どいチンピラをただちに逮捕するよう警察へ要求した。だが、警察にたのめばすべてがすむと思った団地の人々の考えは甘かった。この事件の背後には、警察や大人ではどうにもできない微妙な問題が数限りなくひそんでいたのである! チンピラの脅喝を背景に、現代アメリカの団地生活の生態をあますところなく描く、マッギヴァーンの問題作! |
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初版 |
1963年(280円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |