金田一耕助のモデルと言われる探偵
童話「クマのプーさん」の作者でもあるA・A・ミルンが唯一書いた長編推理小説の名作「赤い館の秘密」に登場するアマチュア探偵。
現在は30歳で、21歳の時に年間400ポンドの母の年金を受け取れるようになったことから、それを元手に各地を回って人間観察をするのが趣味となりました 。その後は人間観察にうってつけの土地ロンドンに住み着いて、ボーイ、新聞通信員、給仕、店員などの職業につきます。
その風貌は海軍軍人のように刈り上げた髪ときちんと髭をあたったきれいな顔にキラキラとして灰色の目を持った好人物です。
特技は瞬間記憶能力で、一度見たものはいつでも思い出すことができ、捜査に役立てています。素人探偵ではありますが、ワトソン役のビル・べヴリーと協力して何とか事件を解決に導いていきます。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | 赤い館の秘密 (赤い家の秘密) (赤色館の秘密) (赤屋敷殺人事件) |
1921 | 創元推理文庫116-1 集英社文庫 乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10 [8]('98) HPB214 ポプラ社文庫('87) 旺文社文庫('75) 偕成社 世界科学・探偵小説全集20('64) あかね書房 少年少女世界推理文学全集3('64) 偕成社 世界推理・科学名作全集20('64) 角川文庫('62) 中央公論社 世界推理小説名作選('62) 新潮文庫('58) 講談社 少年少女世界探偵小説全集12('57) 東京創元社 世界推理小説全集10('56) 雄鶏社 雄鶏みすてりーず14('50) 柳香書院 世界探偵名作全集3('35) 探偵小説'32.8(2-8) |
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