アメリカの推理小説家ローレンス・ブロックの生み出したシリーズ・クリミナル。
表向きは芸術とニューヨーク・メッツを愛する魅力的な中年男ですが、他人の家に忍び込んで金品を奪うスリルから逃れられなくなり、7つ道具を駆使して盗みを働く泥棒稼業を本業とするに至ります。
3作目で古書店〈バーネガット〉を手に入れ、以後は二足のわらじを履き優雅な暮らしを送っています。
逮捕歴は1度だけあり、宿敵のレイ・カーシュマンとは常に対立しますが、二人はどことなくお互いを認め合う部分があり、奇妙な関係が続いています。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | 泥棒は選べない | 1977 | 早川文庫146-3 HPB1348 |
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2 | 泥棒はクロゼットのなか | 1978 | 早川文庫146-5 HPB1354 |
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3 | 泥棒は詩を口ずさむ | 1979 | 早川文庫146-8 HPB1369 |
第1回ネロ・ウルフ賞('79) |
4 | 泥棒は哲学で解決する | 1980 | 早川文庫146-9 HPB1407 |
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5 | 泥棒は抽象画を描く | 1983 | 早川文庫146-10 HPB1440 |
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6 | 泥棒は野球カードを集める | 1994 | 早川文庫146-11 HPB1640 |
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7 | The Burglar Who Thought He Was Bogart 泥棒はボガートを夢見る |
1995 | HPB1671 | |
8 | The Burglar in the Library 泥棒は図書室で推理する |
1997 | HPB1692 | |
9 | The Burglar in the Rye 泥棒はライ麦畑で追いかける |
1999 | HPB1705 | |
10 | The Burglar on the Prowl 泥棒は深夜に徘徊する |
2004 | HPB1802 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 | |
1 | おかしなことを聞くね ローレンス・ブロック傑作集1 |
1983 | 早川文庫146-4 | スカダー1編他 全18編 |
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1 | 夜の泥棒のように | 1983 | |||
2 | 夜明けの光の中に ローレンス・ブロック傑作集3 |
1993 | 早川文庫146-7 | スカダー3編、ケラー1編他 全20編 |
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1 | 泥棒はプレスリーを訪問する (泥棒はグレースランドに侵入する) |
1990 | 音楽之友社「エルヴィスとは誰か」('96) | ||
3 | The Collected Mystery Stories | 1999 | - | 短編集3冊+ケラー2編の61編既収録、初収録はスカダー2編、チップ・ハリスン1編他全12編 | |
1 | The Burglar Who Smelled Smork 泥棒は煙のにおいをかぎつける |
1997 | 光文社文庫「頭痛と悪夢」 HMM'98.12 |
リン・ウッド・ブロックとの合作 |