アメリカの推理小説家ハリイ・ケメルマンが生み出したアマチュア探偵で、アメリカのスノードン基金英語・英文学名誉教授。
ニッキーは通称であり、本名はニコラス・ウェルトといいます。40代後半ですが白髪で皺が目立つため、その風貌は実際より老けて見えます。
彼が探偵役をつとめるようになったのは、物語の語り手であり、ニッキーの親友で同僚でもあった「私」が、大学を辞めて郡検事になったことで、「私」の仕事を手伝う形で難事件を解決したことにあります。
「私」から聞いた話をもとに純粋論理的推理を働かせて事件を解き明かす安楽椅子探偵の代表格で、全8短編と数は少ないですが、本格ファンの間でも評判のシリーズです。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 | |
1 | 九マイルは遠すぎる | 1967 | 早川文庫19-2 HPB1158 |
クイーンの定員125 ハヤカワベスト100・77位 EQアンケート19位 |
|
1 | 九マイルは遠すぎる (九マイルの歩行) |
1947 | 講談社文庫「安楽椅子探偵傑作選」('79) 早川書房 世界ミステリ全集18「37の短篇」('73) HMM'89.8 HMM'68.1 |
||
2 | わらの男 | 1950 | HMM'69.5 | ||
3 | 10時の学者 (博士論文殺人事件) |
1952 | 光文社文庫「クイーンの定員 IV」('92) HMM'70.6 |
||
4 | エンド・プレイ | 1950 | HMM'70.10 | ||
5 | 時計を二つ持つ男 | 1962 | EQMM'63.1 | ||
6 | おしゃべり湯沸し (アデルフィの壺) |
1963 | HMM'67.10 | ||
7 | ありふれた事件 (冬の夜ばなし) |
1962 | EQMM'63.2 | ||
8 | 梯子の上の男 (梯子の男) |
1967 | HMM'68.8 |