オーストラリアの大自然を舞台にした本格ミステリを発表

AUS S・H・コーティア
(Sidney Hobson Courtier)

謀殺の火
「謀殺の火」
(1967年)
(論創社)

 オーストラリアの作家。オーストラリアの大自然を舞台にした壮大なスケールの本格ミステリを数多く発表し、同じくオーストラリアを舞台にしたナポレオン・ボナパルト警部シリーズで有名なアーサー・アップフィールドと並び称されている作家です。

 大学で教育学を学び最優秀の成績で卒業した後、学校教師となりやがて校長を務めるようになりますが、その傍ら1932年から著作活動にも取り組み、母国オーストラリアやアメリカの雑誌に記事や短編小説を寄稿していたといいます。

 ミステリでは主にアンブローズ・メイホン警視とヘイグ警部が活躍する二つのシリーズを中心に、計24の長編を発表しており、また母国オーストラリアでは国際ペンクラブのオーストラリア会長を務めたこともあるそうです。


■作家ファイル■

出身地
オーストラリア、ヴィクトリア州
学歴
メルボルン大学卒
生没
1904年~1974年
作家としての経歴
1950
長編「The Glass Spear」を発表
シリーズ探偵
アンブローズ・メイホン警視 (Police Superintendent Ambrose Marion)
”ディッガー”ヘイグ警部 (Inspector "Digger" Haig)
代表作
「Death in Dream Time」「謀殺の火」
「Ligny's Lake」

■著作リスト■

1 アンブローズ・メイホン警視登場作品リスト

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 The Glass Spear 1950 -
2 On Cried Murder 1954 -
3 Come Back to Murder 1957 -
4 A Shroud for Unlac 1958 -
5 Let the Man Die 1961 -
6 A Corpse Won't Sing 1964 -
7 Mimic a Murderer -

2 ”ディッガー”ヘイグ警部登場作品リスト

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Now Seek My Bones 1957 -
2 ドリームタイム・ランド 1959 論創社 論創海外ミステリ32('05)
3 Swing High, Sweet Murder 1962 -
4 The Ringnecker 1965 -
5 A Corpse at Least 1966 -
6 See Who's Dying 1967 -
7 No Obelisk for Emily 1970 -

3 その他の作品

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Gently Dust the Corpse
(Softly Dust the Corpse)
1960 -
2 Who Dies for Me? 1962 -
3 謀殺の火 1967 論創社 論創海外ミステリ17('05)
4 Ligny's Lake 1971 -
5 Some Village Borgia -
6 Dead If I Remember 1972 -
7 Into the Silence 1973 -
8 Listening to the Mocking Bird 1974 -
9 A Window in Chungking 1975 -
10 The Smiling Trip -

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