弁護士のフランシス・ぺティグルーと並ぶ、イギリス・リーガル本格の雄シリル・ヘアーの生んだシリーズキャラクター。
処女作において「長身の上に太って」いて、「彼がいると狭い部屋がいよいよ狭く感じられる」と形容されているほどの偉丈夫で、グルメという訳ではないものの食事は抜いたことがなく、滅多に消化不良にならない健康そのものという快男子です。
趣味はロンドン中の道を散策することで、「オールド・ベイリーからスコットランド・ヤードへの四十二の道筋」という本を発表するほどの熱の入れようです。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | Tenant for Death (死のテナント) |
1937 | - | ヘアーのデビュー作 |
2 | Death Is No Sportman | 1938 | - | |
3 | 自殺じゃない! | 1939 | 国書刊行会 世界探偵小説全集32('00) | |
4 | 法の悲劇 | 1942 | 早川文庫60-1 HPB541 |
ぺディクルーとの共演 ハヤカワベスト100・73位 |
5 | ただひと突きの…… | 1946 | HPB891 | ぺディクルーとの共演 |
6 | いつ死んだのか | 1958 | 論創社 論創海外ミステリ33('05) |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 | |
1 | Best Detective Stories of Cyril Hare | 1959 | - | マイケル・ギルバート編 ペティグルー2編他全30編 |
|
1 | Weight and See 重たさの効用 |
HMM'86.1 | |||
2 | The Death of Amy Robsart | - |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | 殺しの報酬 | 学研 高1コース'67.7第3付録 傑作推理小説 | 原題不明 |
【参考】「英国風の殺人」(国書刊行会 世界探偵小説全集)