現代イギリスの女流本格作家ジル・マゴーンの数多くの作品に登場する男女の刑事コンビです。
元々二人は15年前からの知り合いであり、その当時はロイドは妻子持ちで、ジュディは独身でした。そしてロイドの告白を拒絶したジュディはやがてコンピューター会社の営業マンと結婚し、そのまま月日は幾年も過ぎ去っていきます。
やがて二人はスタンズフィールドで運命的な再会を果たしますが、その時ロイドは既に離婚し、ジュディの結婚生活も破綻していました。そしてまた二人はお互いがお互いを意識するような関係になるのでした。
本格物として高い評価を得ているシリーズですが、その一方でこの二人のともすれば危うい関係がもう一本の軸となり、物語に緊張感を生み出しています。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | パーフェクト・マッチ | 1983 | 創元推理文庫112-2 | マゴーンのデビュー作 |
2 | 牧師館の死 | 1988 | 創元推理文庫112-3 | |
3 | 踊り子の死 | 1989 | 創元推理文庫112-5 | |
4 | The Murders of Mrs. Austin and Mrs. Beale | 1991 | - | |
5 | The Other Woman | 1992 | - | |
6 | Murder...Now and Then | 1993 | - | |
7 | A Shred of Evdence | 1995 | - | |
8 | Verdict Unsafe | 1997 | - | |
9 | Picture of Innocence | 1998 | - | |
10 | Plots and Errors | 1999 | - | |
11 | Scene of Crime | 2001 | - | |
12 | Births, Deahes, & Marriages (米 Death in the Family) |
2002 | - | |
13 | Unlucky For Some | 2004 | - |
【参考】「牧師館の死」(東京創元社 創元推理文庫)