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ティモシー・トラント警部
(Lt. Timothy Trant)
「わが子は殺人者」
（1954年）
（東京創元社）
アメリカの推理小説家パトリック・クェンティンの創造した警察官探偵。
プリンストン大学を卒業後、ニューヨーク市警察に入り、初登場時には警部補でしたが、後に警部に昇進します。
その風貌は長身でねずみ色の瞳をした中年の美男子で、いつも謙虚で上品な態度を崩さず、常に微笑をたたえていますが、性格は至って頑固で粘り強く、ひたすら集中して好機を待ち、それを必ず逃さずに真犯人逮捕に結びつける優秀な腕の持ち主です。
■原作■
パトリック・クェンティン
(Patrick Quentin 米)
■人物ファイル■
- 職業
- ニューヨーク市警察警部補（のち警部に昇進）
- 学歴
- プリンストン大学卒
- 好きなもの
- たばこ
- 癖
- 喫煙時、たばこをシガレットケースの蓋で叩くくせがある
- 事件簿
- ７長編６短編に登場
■事件ファイル■
【長編】
| No. | 事件名 | 発表年 | 名義 | 邦訳 | 備考 | |
| 1 | Death for Dear Clara （愛するクララに捧げる死） |
1937 | ＱＰ | ウェッブ＆ ホイーラー |
- | |
| 2 | The File on Claudia Cragge | 1938 | - | |||
| 3 | Death and the Maiden | 1939 | - | |||
| 4 | 女郎ぐも | 1952 | ＰＱ | 創元推理文庫287（'62） | ダルース夫妻との共演 | |
| 5 | わが子は殺人者 | 1954 | ホイーラー | 創元推理文庫147-3 | ピーターの兄ジェークが探偵役、ダルース夫妻との共演 | |
| 6 | 愚か者の失楽園 | 1959 | 創元推理文庫147-4 | |||
| 7 | Family Skeletons | 1965 | - | |||
【中短編】
| No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
| 1 | The Lady Had Nine Lives | 1937 | - | ＱＰ |
| 2 | さよなら公演 | 1939 | ＨＰＢ254「名探偵登場５」（'61） | ＱＰ |
| 3 | White Carnations 白いカーネーション （アンジェラ） |
1945 | 別冊宝石75（'58） ポプラ社 ジュニア世界ミステリー16「病院の怪事件」（'68） |
ＱＰ |
| 4 | The Plaster Cat | 1946 | - | |
| 5 | The Corpse in the Closet 戸棚の中の死体 |
1948 | 別冊宝石91（'59） | ＱＰ |
| 6 | 一場の殺人 | 1949 | 新潮文庫「ビッグ・アップル・ミステリー」（'85） 大和書房「ラヴレターにご用心」（'84） |
ＱＰ |
| 7 | Girl Overboard | 1950 | - | |
| 8 | Who Killed the Mermaid 人魚を殺したのは誰 |
1951 | ＨＭＭ'78.2 | ＱＰ |
| 9 | This Looks Like Murder | 1952 | - | |
| 10 | Death on the Riviera | - | ||
| 11 | Woman of Ice | 1953 | - | |
| 12 | Death before Breakfast 盲導犬 |
1954 | 大和書房「ブロードウェイの探偵犬」（'84） | ＱＰ |
| 13 | On the Day of the Rose Show | 1956 | - | |
| 14 | Murder in the Alps | 1957 | - |
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