アメリカの小説家。 14歳の時にはすでに火星旅行の長編小説を書いていたといいます。作家になる前はニューヨークで売場監督、トラックの発着係、組合のオーガナイザー、ニューヨーク州商業会議所の書記補、アメリカ人権擁護連盟の宣伝部長、国連の人権関係の下部機関の仕事などをしていました。
1950年に刊行した長編「ドアのない家」が彼のミステリ作家としてのデビュー作で、この作品では異様な事件に巻き込まれた主人公の心理をサスペンス色豊かに描き出し、そこに謎解きの要素も上手く絡ませていて、多くの読者や評論家たちを唸らせる出来栄えでした。
その後5年を経て刊行された「一日の悪」も好評で、こちらは何度か映画化もされているそうです。遅筆だと自ら語っている通りで作品数は決して多くありませんが、個々の作品の質は高く評価も上々です。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | 一日の悪 | 1955 | HPB422 | 映画化「The Honey Pot(三人の妻への招待状)」('67) |
2 | The Silent Siren (歌わない人魚) |
1958 | - |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | ドアのない家 | 1950 | HPB507 | スターリングのデビュー作 |
2 | Strangers and Afraid | 1952 | - |