「この世で至高なものは愛」
フランスの超人気ミステリー作家シャルル・エクスブライヤの生み出した、家族を愛し正義と名誉を重んじるイタリアの警察官探偵。ロミオとジュリエットで有名なヴェローナ市警察の警部。
ちびで見栄っ張りで腹が出ていて滑稽なカイゼル髭をはやしているという非常にユニークな風貌をしていて、当人も間違えてしまうほどの大家族に囲まれて豊かで暖かみのある人生を送っています。
性格は実直で感情をすぐに表に出すタイプ。また想像力が過剰なため、喜んで有頂天になったかと思えば、嘆き悲しんで落ち込むこともあるという忙しい性格をしています。
「この世で至高なものは愛」というのが彼の信条であり、その信念から導き出される彼の捜査理論というのが「すべての犯罪の根底には不幸な愛がある」─絶望的な愛、報われない愛など、彼は常に愛を探していてそれが見つかった時には事件が解決するのだと常々語っています。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | チューインガムとスパゲッティ | 1960 | 読売新聞社 フランス長編ミステリー傑作集2('86) | |
2 | ハンサムな狙撃兵 | 1962 | 現代教養文庫 ミステリ・ボックス3046 | 著者名はシャルル・エクスブラヤ |
3 | キャンティとコカコーラ | 1965 | 現代教養文庫 ミステリ・ボックス3042 | 著者名はシャルル・エクスブラヤ |
4 | Le quintette de Bergame (ベルガモの五重奏団) |
1967 | - | |
5 | Ces sacrées Florentines (呆れたフィレンツェ娘) |
1969 | - | |
6 | La Belle Véronaise (ヴェローナの美女) |
1972 | - | |
7 | Des amours compliquées (こんがらかった愛) |
1976 | - | |
8 | Mets tes pantoufles, Roméo (お休み、ロメオ) |
1983 | - |
【参考】「キャンティとコカコーラ」(社会思想社 現代教養文庫)