食後の消化促進運動
イギリスの作家ヴィクター・L・ホワイトチャーチが生んだ、ホームズのライヴァルといわれる探偵の中でも特にユーモラスな探偵の一人。
資産家の家に生まれたため、趣味を生きがいとする人物であり、鉄道好きで愛書家、また優れたアマチュアカメラマンでもあります。
さらに特徴的なのは徹底した菜食主義者だということです。レンズ豆、プラズモン、ビスケットに殺菌牛乳といった健康食品を常食し、食前食後にはおかしな”消化体操”を欠かすことはありません。
また、捜査の途中であろうが敵に捕まっていようが時間がくれば手製の弁当を広げて食べるというこだわりようです。 こんな所から友人からは「ブラッドショー時刻案内」にちなんで”ブラッドショー氏”と呼ばれています。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 | |
1 | ソープ・ヘイズルの事件簿 | 1912 | 論創社 論創海外ミステリ104('13) | クイーンの定員51 | |
1 | ピーター・クレーンの葉巻 | ||||
2 | ロンドン・アンド・ミッドノーザン鉄道の惨劇 (ロンドン中北鉄道の惨劇) |
講談社文庫「世界鉄道推理傑作選1」('79) | |||
3 | 側廊列車の事件 | 1899 | |||
4 | サー・ギルバート・マレルの絵 (ギルバート・マレル卿の絵) |
1905 | 創元推理文庫100-2「世界短編傑作集2」('61) 東京創元社 世界推理小説全集50「世界短篇傑作集1」('57) |
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5 | いかにして銀行は救われたか | ||||
6 | ドイツ公文書箱事件 (ドイツ大使館文書送達箱事件) (ドイツ外交文書箱事件) (ドイツ外交文書事件) |
光文社文庫「クイーンの定員 II」('92) 早川文庫87-3「シャーロック・ホームズのライヴァルたち1」('83) HMM'78.3 |
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7 | 主教の約束 (いかにして主教は約束を守ったか) |
ミステリーズ!'06.12(20) | |||
8 | 先行機関車の危機 | ||||
9 | 盗まれたネックレース | 講談社文庫「世界鉄道推理傑作選1」('79) | |||
10 | 臨港列車の謎 | 非へイズルもの | |||
11 | 急行列車を救え | ||||
12 | 鉄道員の恋人 | ||||
13 | 時間との闘い | ||||
14 | ストの顛末 | ||||
15 | 策略の成功 |
【参考】「シャーロック・ホームズのライヴァルたち1」(早川書房 ハヤカワミステリ文庫)