日本を代表する実力派の女流ミステリー作家
日本を代表する女流ミステリー作家。東京に生まれ、ミステリー・ファンの実兄の五十嵐鋼三、後の作家五十嵐均の影響で高校2年までには外国の名作ミステリーの大半を読破するほど若い頃からミステリーの魅力に取りつかれていたといいます。
高校卒業後は慶応大学の英文学科に進学し、大学4年の1960年に「すれ違った死」を五十嵐静子名義で江戸川乱歩名義で応募して最終候補作となり、それがきっかけで鮎川鉄也や笹沢左保、土屋隆夫らとともにNHKの推理番組「私だけが知っている」のレギュラー・ライターになります。
その後大学卒業とともに夏樹しのぶ名義で「ガラスの鎖」などの短編をいくつかの雑誌に発表しますがほどなく結婚して一時引退。しかし子育ても落着いた1969年に発表した長編「天使が消えていく」が再び乱歩賞の最終候補作となり、以後は夏樹静子名義で本格的に作家活動を始めるようになったのでした。
続く1972年の第2長編「蒸発」で第26回日本推理作家協会賞を受賞。更に1978年に発表した「第三の女」が1989年にフランスで訳されてフランス冒険小説大賞を受賞するなど、繊細な心理描写、トリッキーな小説技巧とパズル性豊かなストーリー、それに結末の意外性を持ち合わせた実力派の作家として第一線で活躍しました。
その後は綿密な取材を元に社会的なテーマを題材にした作品にも取り組み、このジャンルの作品では「訃報は午後二時に届く」などの傑作があります。
またエラリー・クイーンのフレデリック・ダネイと親交があったことから多くの作品が海外でも翻訳され、その中には「Wの悲劇」「そして誰かいなくなった」などの古典的本格を踏まえた作品もあります。ちなみに「Wの悲劇」は中国語にも翻訳されていて、翻訳作品賞を受賞しています。一時期腰痛に苦しんだ時期もありましたが、解消した1998年頃から再び精力的な活動を始めました。またこの当時の事を綴った闘病記も発表しています。
短編にも優れた作品が多数あり、シリーズ探偵の弁護士朝吹里矢子と検事霞夕子のシリーズがあります。これらのシリーズは火曜サスペンス劇場などの2時間ドラマの枠で何度かTVドラマ化もされています。
松本清張らとともに海外の推理作家事典にも名前が掲載されるなど海外での知名度も高く、2006年には長年の功績を讃えられて第10回日本ミステリー文学大賞も受賞しています。
No. | 事件名 | 発表年 | 出版 | 備考 | |
1 | 検事霞夕子 螺旋階段をおりる男 | 1985 | 新潮オンデマンドブックス('01) 中公文庫('96) 新潮文庫('88) 新潮社 |
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1 | 予期せぬ殺人 | ||||
2 | 螺旋階段をおりる男 | ||||
3 | 白い影 | ||||
2 | 検事霞夕子 夜更けの祝電 | 2000 | 新潮文庫('03) 新潮社 |
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1 | 橋の下の凶器 | ||||
2 | 早朝の手紙 | ||||
3 | 知らなかった | ||||
4 | 夜更けの祝電 | ||||
3 | 検事霞夕子 風極の岬 | 2004 | 新潮文庫('07) 新潮社 |
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1 | 札幌は遠すぎる | ||||
2 | マリモは語る | ||||
3 | 風極の岬 | ||||
4 | さい果ての花 |
No. | 事件名 | 発表年 | 出版 | 備考 |
1 | 天使が消えていく | 1970 | 光文社文庫('99) 講談社文庫('75) 講談社ロマン・ブックス('73) 講談社 |
デビュー長編 |
2 | 蒸発 ある愛の終わり | 1972 | 光文社文庫(新装版)('07) 光文社文庫('91) 講談社 夏樹静子作品集2('82) 角川文庫('77) 光文社カッパ・ノベルス |
日本推理作家協会賞 |
3 | 喪失 ある殺意のゆくえ | 1973 | 光文社文庫('98) 文春文庫('78) 光文社カッパ・ノベルス |
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4 | 黒白の旅路 | 1975 | 徳間文庫('05) 講談社 夏樹静子作品集3('82) 講談社文庫('77) 講談社ロマン・ブックス('77) 講談社 |
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5 | 目撃 ある愛のはじまり | 光文社文庫(新装版)('07) 光文社文庫('91) 講談社 夏樹静子作品集4('82) 角川文庫('80) 光文社カッパ・ノベルス |
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6 | 霧氷 | 1976 | 光文社文庫(新装版)('07) 光文社文庫('98) 講談社 夏樹静子作品集5('82) 文春文庫('79) 光文社カッパ・ノベルス |
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7 | 光る崖 | 1977 | 光文社文庫(新装版)('07) 光文社文庫('92) 角川文庫('81) 光文社カッパ・ノベルス |
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8 | アリバイのない女 | 集英社文庫('81) 集英社 |
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9 | 遠い約束 | 文春文庫('80) 光文社カッパ・ノベルス('80) 文藝春秋 |
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10 | 第三の女 | 1978 | 光文社文庫(新装版)('07) 角川文庫('88) 講談社 夏樹静子作品集2('82) 集英社文庫('80) 集英社 |
フランス冒険小説大賞 |
11 | 遥かな坂 | 1979 | 集英社文庫('84) 角川文庫(上下)('82) 講談社 夏樹静子作品集8('82) 毎日新聞社(上下) |
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12 | 風の扉 | 1980 | 文春文庫(新装版)('11) 角川文庫('93) 文春文庫('83) 講談社 夏樹静子作品集3('82) 文藝春秋 |
医学推理 |
13 | 遠ざかる影 | 講談社文庫('83) 講談社 |
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14 | 家路の果て | 1981 | 徳間文庫('00) 講談社文庫('84) 講談社 夏樹静子作品集5('82) 講談社 |
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15 | Wの悲劇 | 1982 | 光文社文庫(新装版)('07) 光文社文庫('85) 角川文庫('84) 光文社カッパ・ノベルス |
中国・翻訳作品賞 |
16 | 碧(あお)の墓碑銘 | 文春文庫('84) 文藝春秋 |
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17 | 紅い陽炎 | 1983 | 新潮オンデマンドブックス ('01) 新潮文庫('86) 新潮社 |
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18 | 殺意 | 集英社文庫('86) 角川文庫('84) 角川ノベルズ |
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19 | 国境の女 | 徳間文庫('01) 講談社文庫('86) 講談社ノベルス |
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20 | 訃報は午後二時に届く | 徳間文庫('04) 文春文庫('86) 文藝春秋 |
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21 | 最後に愛を見たのは | 1984 | 徳間文庫('06) 講談社文庫('87) 講談社 |
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22 | 旅人たちの迷路 | 光文社文庫('95) 文春文庫('88) 角川文庫('86) 角川ノベルズ |
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23 | Mの悲劇 | 1985 | 角川文庫('91) 光文社文庫('89) 光文社カッパ・ノベルス |
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24 | わが郷愁のマリアンヌ | 1986 | 文春文庫(上下)('94) 角川文庫(上下)('88) 光文社カッパ・ノベルス(上下)('87) 角川書店(上下) |
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25 | ドーム ―終末への序曲 |
角川文庫(上下)('89) 角川書店(上下) |
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26 | 孤独のフェアウェイ | 1987 | 文春文庫('90) 光文社カッパ・ノベルス('88) 朝日新聞社 |
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27 | 死の谷から来た女 | 徳間文庫('08) 文春文庫('90) 文藝春秋 |
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28 | 雲から贈る死 | 1988 | 集英社文庫('91) 角川文庫('90) 角川ノベルズ |
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29 | そして誰かいなくなった | 徳間文庫('09) 講談社文庫('91) 講談社 |
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30 | 東京駅で消えた | 1989 | 新潮文庫('96) 中公文庫('91) 中央公論社 |
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31 | Cの悲劇 | 角川文庫('97) 光文社文庫('93) 光文社カッパ・ノベルス |
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32 | 秘めた絆 | 光文社文庫('97) 角川文庫 |
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33 | ダイアモンドヘッドの虹 | 1990 | 文春文庫('93) 文藝春秋 |
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34 | 霧の向こう側 | 1992 | 新潮文庫('95) 新潮社 |
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35 | 白愁のとき | 新潮文庫('05) 角川文庫('96) 角川書店 |
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36 | 女優X ―伊沢蘭奢の生涯 |
1993 | 文春文庫('96) 文藝春秋 |
伝記小説 |
37 | 人を呑むホテル | 1994 | 光文社文庫 | |
38 | デュアル・ライフ(二重生活) | 新潮文庫('98) 毎日新聞社 |
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39 | クロイツェル・ソナタ | 1995 | 講談社文庫('98) 講談社 |
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40 | β(ベータ)の悲劇 ―THE DOME‐ドーム |
1996 | 角川文庫('00) 角川書店 |
五十嵐均との共著 |
41 | 茉莉子 | 1999 | 中公文庫('01) 中央公論新社 |
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42 | ドーム ―人類の箱舟 |
2000 | 角川文庫 | |
43 | 量刑 | 2001 | 光文社文庫(上下)('04) 光文社カッパ・ノベルス('03) 光文社 |
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44 | 見えない貌 | 2006 | 光文社文庫('09) 光文社 |
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45 | てのひらのメモ | 2009 | 文藝春秋 | 裁判員制度がテーマ |
No. | 事件名 | 発表年 | 出版 | 備考 |
1 | 見知らぬわが子 | 1971 | 光文社文庫('98) 講談社文庫('83) 講談社ロマン・ブックス('76) 講談社 |
見知らぬわが子 襲われて 暁はもう来ない 死ぬより辛い 断崖からの声 緋の化石 死人に口有り |
2 | ガラスの絆 | 1973 | 角川文庫('80) 講談社文庫('78) 講談社ロマン・ブックス('77) 実業之日本社 |
ガラスの絆 暗い玄海灘に 見知らぬ夫 破滅が忍び込む 孤独のなかみ 殺意をあなたに |
3 | 砂の殺意 | 1974 | 講談社文庫('83) 角川文庫('77) 読売新聞社 |
あちら側の女 砂の殺意 面影は共犯者 襲われた二人 沈黙は罠 だから殺した 二DK心中 秘められた訪問者 |
4 | 死刑台のロープウェイ | 1975 | 徳間文庫('02) 文春文庫('77) 文藝春秋 |
闇よ、やさしく ダイイング・メッセージ 燃えがらの証 回転扉がうごく 死刑台のロープウェイ |
5 | 誤認逮捕 | 徳間文庫('99) 講談社文庫('79) 講談社ロマン・ブックス('77) 講談社 |
手首が囁く 郷愁の罪 誰知らぬ殺意 誤認逮捕 風花の女 高速道路の唸り 山陽新幹線殺人事件 |
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6 | アリバイの彼方に | 1976 | 徳間文庫('03) 文春文庫('79) 文藝春秋 |
アリバイの彼方に 滑走路灯 止まれメロス 彼女の死を待つ 遺書をもう一度 霜月心中 便り 特急“夕月” |
7 | 二人の夫をもつ女 | 講談社文庫('80) 講談社ロマン・ブックス('78) 講談社 |
あなたに似た子 |
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8 | 夏樹静子自選傑作短篇集 | 読売新聞社 | 暗い玄海灘に 死ぬより辛い ダイイング・メッセージ 砂の殺意 手首が囁く 襲われて 郷愁の罪 あちら側の女 襲われた二人 止まれメロス |
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9 | ベッドの中の他人 | 1977 | 徳間文庫('02) 講談社文庫('81) 講談社 |
ベッドの中の他人 社長室の秘密 故人の名刺 ある失踪 猫が死んでいた 山手線殺人事件 階段 まえ置き 動機なし 一年先は闇 |
10 | 影の鎖 | 集英社文庫(新装版)('98) 文春文庫('91) 角川文庫('85) 集英社文庫('77) |
影の鎖 殺さないで ハプニング殺人事件 愛さずにはいられない 逡巡創 |
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11 | 77便に何が起きたか | 光文社文庫('92) 角川文庫('83) 光文社カッパ・ノベルス |
77便に何が起きたか ハバロフスク号殺人事件 特急夕月 山陽新幹線殺人事件 ローマ急行〈エクスプレス〉殺人事件 |
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12 | 蒼ざめた告発 | 1978 | 集英社文庫(新装版)('98) 角川文庫('84) 集英社文庫('78) |
冷やかな情死 蒼ざめた告発 二粒の火 男運 お話中殺人事件 見知らぬ敵 死者からの電話 |
13 | 重婚 | 徳間文庫('00) 講談社文庫('82) 講談社ロマン・ブックス('79) 講談社 |
五千万円すった男 質屋の扉 事故のいきさつ 水子地蔵の樹影 救けた命 小壜に詰めた死 重婚 |
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14 | 閨閥 | 文春文庫('81) 文藝春秋 |
閨閥 一億円は安すぎる 帰路 突然の朝 崖ふちの真実 闇の演出 |
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15 | あしたの貌 | 1979 | 徳間文庫('02) 講談社文庫('82) 実業之日本社 |
あしたの貌 陰膳 遺書二つ ベビー・ホテル ひとり旅 穴のあいた密室(実) |
16 | 密室航路 | 1980 | 光文社文庫(新装版)('96) 角川文庫('87) 光文社文庫('84) 光文社カッパ・ノベルス |
密室航路 逃亡者 バンクーバーの樹林から 結婚しない 90便緊急待避せよ |
17 | 夜の演出 | 読売新聞社 昭和世代女流短編集4 | 闇の演出 ベビーホテル 質屋の扉 破滅が忍び込む 闇よ、やさしく 雨に消えて |
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18 | 暗い循環 | 文春文庫('83) 文藝春秋 |
暗い循環 凍え 誰にも知られず 無差別の恐怖 独り旅 懸賞 |
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19 | 雪の別離 | 1981 | 集英社文庫('85) 角川文庫('84) 角川書店 |
雪の別離 モンタージュ 偽りの凶器 死体さえあれば 睡魔 最悪のチャンス 自殺前 天人教殺人事件 |
20 | ビッグアップルは眠らない | 1982 | 徳間文庫('03) 講談社文庫('85) 講談社 |
ビッグアップルは眠らない 足の裏 漆の炎 誓約書開封 すれ違った面影 |
21 | ひとすじの闇に | 文春文庫('90) 集英社文庫('84) 集英社 |
死者の嘘 ヘソの緒 普通列車の死 鼓笛隊 遇わなかった男 走り去った男 年一回の訪問者 |
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22 | 女の銃 | 1984 | 講談社文庫('88) 講談社ノベルス('86) 講談社 |
火の供養 女の銃 余命 路地からの脅迫状 二度とできない パスポートの秘密 |
23 | 秘められた心中 | 文春文庫('87) 文藝春秋 |
秘められた心中 残された車 遠い秘密 説得旅行 女たちの証言 濁流の魚 |
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24 | その子は目撃者 | 1985 | 光文社文庫 | ガラスの薔薇 メッセージ その子は目撃者 狙われて |
25 | 暗い玄界灘に 自選傑作集 |
ケイブンシャ文庫 | 暗い玄界灘に 死ぬより辛い ダイイング・メッセージ 砂の殺意 手首が囁く 襲われて 郷愁の罪 あちら側の女 襲われた二人 止まれメロス |
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26 | 懇切な遺書 | 1987 | 集英社文庫('90) 集英社 |
懇切な遺書 心のデッドスペース |
27 | 駅に佇(た)つ人 | 講談社文庫('90) 講談社 |
雨に佇つ人 湖に佇つ人 駅に佇つ人 闇に佇つ人 |
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28 | 湖・毒・夢 | 1988 | 双葉文庫('03) 新潮文庫('91) 新潮社 |
歯 毒 夢 犬 湖 |
29 | ペルソナ・ノン・グラータ | 1989 | 文春文庫('92) 文藝春秋 |
ペルソナ・ノン・グラータ 艶やかな声 カビ 俯く女 宅配便の女 |
30 | 夏樹静子サスペンス劇場 ―テレビドラマ化推理小説集 (夏樹静子サスペンス―関西テレビ月曜サスペンスシリーズ) |
1991 | 光文社文庫('93) 関西テレビ放送 |
動機なし 独り旅 睡魔 死ぬより辛い カビ |
31 | 独り旅の記憶 | 光文社文庫('94) 光文社カッパ・ノベルス |
独り旅の記憶 DINKS〈ディンクス〉 雨に濡れた遺書 二人の目撃者 ひと言の罰 「死ぬ」という女 |
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32 | 死なれては困る | 徳間文庫('06) 新潮文庫('94) 新潮社 |
酷い天罰 死なれては困る 女子大生が消えた 路上の奇禍 |
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33 | 夏樹静子のゴールデン12 (ダズン) |
1994 | 文春文庫('97) 文藝春秋 |
死ぬより辛い 特急夕月 一億円は安すぎる 逃亡者 足の裏 凍え 二つの真実 カビ 路上の奇禍 死なれては困る 一瞬の魔 罪深き血 |
34 | 一瞬の魔 | 文春文庫('97) 文藝春秋 |
一瞬の魔 黒髪の焦点 鰻の怪 輸血のゆくえ 深夜の偶然 |
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35 | 乗り遅れた女 | 1995 | 新潮文庫('03) 双葉文庫('00) 双葉社 |
乗り遅れた女 三分のドラマ 独り旅 二人の目撃者 ママさんチームのアルバイト 女請負人(双葉社・双葉文庫版) 人質は、半年後…(双葉社版のみ) あのひとの髪(新潮文庫版) |
36 | 花を捨てる女 | 1997 | 文春文庫('03) 新潮文庫('00) 新潮社 |
花を捨てる女 アイデンティティ 尽くす女 家族写真 三通の遺言 線と点 |
37 | 最後の藁 | 1998 | 文春文庫('01) 文藝春秋 |
最後の藁 たおやかな落下 仮説の行方 罪深き血(文庫なし) |
38 | 幻の男 | 2002 | 文春文庫 | 光る干潟 揺らぐ灯 幻の男 |
39 | モラルの罠 | 2003 | 文春文庫('06) 文藝春秋 |
モラルの罠 システムの穴 偶発 痛み 贈り物 |
40 | 四文字の殺意 第10回日本ミステリー文学大賞受賞記念作品集 |
2007 | 文春文庫('09) 文藝春秋 |
ひめごと ほころび ぬれぎぬ うらぐち やぶへび あやまち |
No. | 事件名 | 発表年 | 出版 | 備考 |
1 | 夏樹静子作品集 | 1982 | 講談社 | 全10巻 |
No. | 事件名 | 発表年 | 出版 | 備考 |
1 | ニッポン青春グラフティ | 1984 | ケイブンシャ文庫 | 深野治との共著 |
2 | 妻たちの反乱 ─夫は、この現実を知らない |
光文社文庫('86) 光文社カッパ・ブックス |
ノンフィクション | |
3 | シナリオWの悲劇 | 角川文庫 | 荒井晴彦、沢井信一郎脚本 | |
4 | 妻たちの変身 | 1995 | 光文社文庫 | エッセイ |
5 | 腰痛放浪記 椅子がこわい 椅子がこわい ―私の腰痛放浪記 |
1997 | 新潮文庫('03) 文春文庫('00) 文藝春秋 |
ノンフィクション 闘病記 |
6 | 時が証す | 潮出版社 | エッセイ | |
7 | 妻たちの欲望 | 1999 | 光文社 | ノンフィクション |
8 | 幸福な罠 | 2000 | 光文社 知恵の森文庫 | エッセイ集 |
9 | 往ったり来たり | 2003 | 光文社文庫('08) 文藝春秋 |
ノンフィクション 自伝風 |
10 | 心療内科を訪ねて ─心が痛み、心が治す |
新潮文庫('06) 新潮社 |
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11 | 裁判百年史ものがたり | 2010 | 文藝春秋 |