美食と蘭をこよなく愛する巨漢探偵が活躍
レックス・スタウト原作の美食と蘭をこよなく愛する私立探偵ネロ・ウルフとその相棒アーチー・グッドウィンの活躍を描いたミステリー・ドラマ。
舞台は1940〜50年代のアメリカで、ニューヨーク・マンハッタン西35丁目に事務所を構えてはいるものの、285ポンドの巨漢な上に極度の外出嫌いのためたとえ捜査のためであっても一歩も外に出ず、実際の捜査・証拠収集は助手のアーチーら調査員たちがほぼすべて行います。
しかしその推理は的確かつ明快で必ず事件を解決するため、依頼者は後を絶たない盛況ぶり。その一方でビールは1日1ダース飲み干し、お抱えの料理人を雇い、美味しい物のためなら嫌いな外出も厭わない上に蘭の栽培にも熱心で、屋上に温室を設け、約1万株あるという蘭に囲まれながら毎日4時間そこで過ごすという何とも特異なキャラクターも本シリーズの見所です。
主演はウルフではなくアーチーに扮するティモシー・ハットンが務めていますが、映画「普通の人々」('80)でアカデミー助演男優賞を受賞している他、海外ドラマシリーズの「エラリー・クイーン」('75-76)でエラリー役を演じたジム・ハットンの息子ということで話題になりました。一方ウルフ役には映画「マスク・オブ・ゾロ」('98)にも出演していたモーリー・チェイキン。舞台劇のような作りで物語がスピーディーに展開していくのもこのシリーズの特徴の一つです。
No. | 作品名 | 放映年 | 原題 | 本国 放映日 |
シー ズン |
WOW | 備考 |
1 | ゴールデン・スパイダー/グルメ探偵ネロ・ウルフの事件簿 | 2000 | The Golden Spiders | 3/5 | パイロット版 | SP | 監督:ビル・デューク 脚本:ポール・モナシュ 原作「黄金の蜘蛛」 |
2 | ネロ・ウルフ対FBI | 2001 | The Doorbell Rang | 4/22 | 1-1 | 1-1 | 監督:ティモシー・ハットン 脚本:マイケル・ジャフィ 原作「ネロ・ウルフ対FBI」 |
3 | シングルマザーはなぜ殺された? | Champagne for One | 4/29 | 1-2 | 1-3 | 監督:ティモシー・ハットン 脚本:ウィリアム・ラブキン&リー・ゴールドバーグ 原作「Champagne for One」 |
|
4 | 5/6 | ||||||
5 | 容疑者が多すぎる | Prisoner's Base | 5/13 | 1-3 | 1-2 | 監督:ニール・ファーンリー 脚本:ウィリアム・ラブキン&リー・ゴールドバーグ 原作「Prisoner's Base」 |
|
6 | 5/20 | ||||||
7 | 殺人鬼はどの子 | Eeny Meeny Murder Moe | 6/3 | 1-4 | 1-5 | 監督:ジョン・レキュイエ 脚本:シャロン・エリザベス・ドイル 原作「殺人鬼はどの子?」(「Homicide Trinity」所収) |
|
8 | Disguise for Murder | 6/17 | 1-5 | 監督:ジョン・レキュイエ 脚本:シャロン・エリザベス・ドイル 原作「ねじれたスカーフ」(「Curtains for Three」所収) |
|||
9 | 死の扉 | Door to Death | 6/24 | 1-6 | 1-4 | 監督:ホリー・デイル 脚本:シャロン・エリザベス・ドイル 原作「死の扉」(「Three Doors to Death」所収) |
|
10 | Christmas Party | 7/1 | 1-7 | ホリー・デイル 脚本:シャロン・エリザベス・ドイル 原作「クリスマス・パーティ」(「And Four to Go」所収) |
|||
11 | 我が屍を乗り越えよ | Over My Dead Body | 7/8 | 1-8 | 1-6 | 監督:ティモシー・ハットン 脚本:シャロン・エリザベス・ドイル&ジャネット・ローチ 原作「我が屍を乗り越えよ」 |
|
12 | 7/15 | ||||||
13 | 女の死 | 2002 | Death of a Doxy | 4/14 | 2-1 | 2-1 | 監督:ティモシー・ハットン 脚本:シャロン・エリザベス・ドイル 原作「Death of a Doxy」 |
14 | 法廷のウルフ | The Next Witness | 4/21 | 2-2 | 2-2 | 監督:ジェームズ・トールカン 脚本:シャロン・エリザベス・ドイル 原作「法廷のウルフ(「Three Witness」所収)」 |
|
15 | 真昼の犬 | Die Like a Dog | 4/28 | 2-3 | 2-3 | 監督:ジェームズ・トールカン 脚本:シャロン・エリザベス・ドイル 原作「真昼の犬」(「Three Witness」所収) |
|
16 | スイート・コーン殺人事件 | Murder is Corny | 5/5 | 2-4 | 2-4 | 監督:ジョージ・ブルームフィールド 脚本:ウィリアム・ラブキン&リー・ゴールドバーグ 原作「スイート・コーン殺人事件」(「Trio for Blunt Instruments」所収) |
|
17 | マザー・ハント | Motherhunt | 5/12 | 2-5 | 2-5 | 監督:アラン・スミシー 脚本:シャロン・エリザベス・ドイル 原作「The Mother Hunt」 |
|
18 | 5/19 | ||||||
19 | ポイズン・ア・ラ・カルト | Poison a la Carte | 5/26 | 2-6 | 2-6 | 監督:ジョージ・ブルームフィールド 脚本:ウィリアム・ラブキン&リー・ゴールドバーグ 原作「毒薬ア・ラ・カルト」(「Three at Wolfe's Door」所収) |
|
20 | 依頼人が多すぎる | Too Many Clients | 6/2 | 2-7 | 2-7 | 監督:ジョン・レキュイエ 脚本:シャロン・エリザベス・ドイル 原作「Too Many Clients」 |
|
21 | 6/9 | ||||||
22 | 死の前に | Before I Die | 6/16 | 2-8 | 2-8 | 監督:ジョン・レキュイエ 脚本:シャロン・エリザベス・ドイル 原作「死の前に」(「Trouble in Triplicate」所収) |
|
23 | 求む、影武者 | Help Wanted, Male | 6/23 | 2-9 | 2-9 | 監督:ジョン・レキュイエ 脚本:マーク・スタイン 原作「求む、影武者」(「Trouble in Triplicate」所収) |
|
24 | 語らぬ講演者 | The Silent Speaker | 7/14 | 2-10 | 2-10 | 監督:マイケル・ジャフィ 脚本:マイケル・ジャフィ 原作「語らぬ講演者」 |
|
25 | 7/21 | ||||||
26 | 巡査殺し | Cop Killer | 8/11 | 2-11 | 2-11 | 監督:ジョン・R・ペッパー 脚本:ジェニファー・ソールト 原作「巡査殺し」(「Triple Jeopardy」所収) |
|
27 | 殺人はもう御免 | Immune to Murder | 8/18 | 2-12 | 2-12 | 監督:ジョン・R・ペッパー 脚本:スチュアート・カミンスキー 原作「殺人はもう御免」(「Three for the Chair」所収) |