マット・ヘルム
(Matt Helm)

　スウェーデン生まれのアメリカのミステリー作家ドナルド・ハミルトンが生み出した、アメリカ情報部に所属するスパイ。

　第二次世界大戦中は腕利きのスパイとして活躍するも、戦後は著者ハミルトンと同じように西部の町サンタフェに引っ込み、ウエスタン作家として妻子とともに平凡ながらも幸せな生活を送っていました。

　ところが戦争が終わってから15年目のこと、昔の仲間により子供が誘拐されたことがきっかけとなり、２作目以降は家庭を去って元上司の下で再びスパイとして活躍することになります。

　このマット・ヘルムのシリーズは”アメリカのジェームズ・ボンド”と称されるなど発表当時から大人気を博し、ディーン・マーティン主演で映画化もされました（ただし原作とはかなり作風に相違あり）。
このうち４作目の「破壊部隊」ではあのブルース・リーが格闘格闘コーディネーターとして参加しています。