アメリカの小説家、劇作家。大変な寡作家ですが、時代を先取りしたその作風で、発表されたどの作品も必ずベストセラーにしているという才能溢れる作家です。
大学卒業後陸軍通信隊で兵役を務めた後、1953年24歳の時に処女作「死の接吻」を発表します。この作品は大評判となり、翌年のアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の新人賞を獲得しました。また1956年と1991年と2回映画化されるなど、今もってサスペンス小説の傑作として高い評価を得ている作品です。
その後は主に劇作家として様々な脚本を担当しますが、14年経った1967年にようやく第2長編「ローズマリーの赤ちゃん」を発表。たちまち大人気を呼び、映画化もされてオカルトの一大ブームを巻き起こしました。
その後も数は少ないものの、SFやホラーなど多岐にわたる分野の作品を発表し、そのどれもが大成功を収めています。
また2003年には長年に渡る活躍を讃えてアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の巨匠賞が授与されました。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | ローズマリーの赤ちゃん | 1967 | 早川文庫 NV6 早川書房('67) |
映画化('68) |
2 | ローズマリーの息子 | 1997 | 早川文庫 NV960 早川書房('98) |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | 死の接吻 | 1953 | 早川文庫20-1 早川書房 世界ミステリ全集8('73) |
ハヤカワベスト100・6位 EQアンケート32位 MWA賞新人賞('54) 「赤い崖」('56)および「死の接吻」('91)で映画化 |
2 | この完全なる時代 | 1970 | 角川書店 海外ベストセラー・シリーズ3('70) | SF |
3 | ステップフォードの妻たち | 1972 | 早川文庫 NV1051 早川書房('74) |
サスペンス・ファンタジー 同題('75)、ステップフォード・タウンの謎('80)他で映像化 |
4 | ブラジルから来た少年 | 1976 | 早川文庫 NV286 早川書房('76) |
スリラー小説 映画化('79) |
5 | 硝子の塔 | 1991 | 扶桑社ミステリー 扶桑社('93) |
シャロン・ストーン主演で映画化 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | No Time for Sergeants | 1956 | - | |
2 | Interiock | 1958 | - | |
3 | Critic's Choice | 1960 | - | |
4 | General Seeger | 1962 | - | |
5 | Dr. Cook's Garden | 1968 | - | |
6 | Veronica's Room | 1974 | - | |
7 | Deathtrap (デストラップ・死の罠) |
1978 | - | 映画化('82) |
8 | Break a Leg: A Comedy in Two Acts | 1981 | - | |
9 | Catiorial | 1982 | - |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | Sylvia 親ごころ |
1955 | マンハント'59.2 |