USA ラビ・デイヴィッド・スモール
(Rabbi David Small)

金曜日ラビは寝坊した
「金曜日ラビは寝坊した」
(1964年)
(早川書房)

 アメリカの推理小説家ハリイ・ケメルマンの生んだ、ユダヤ教律法学士(ラビ)を勤めるアマチュア探偵。

 初登場時は20代後半で1作品ごとに歳をとり、7作目では30代半ばにまでなりました。

 経歴は一切不明で、その容貌は中肉中背で、顔色は青白く、黒い目に眼鏡をかけ、頭を前に突き出し少し猫背気味で、マサチューセッツ州のユダヤ人区域の教会に妻のミリアムと長男のジョナサンと一緒に住んでいます。

 若くて新任のラビであるため周囲からは厳しい目で見られていますが、推理力・洞察力は人一倍であり、警察署長のヒュー・ラニガンも一目置く存在です。


■原作■

ハリイ・ケメルマン
(Harry Kemelman 米 1908-96)


■人物ファイル■

職業
ユダヤ教律法学士(=ラビ)
住所
アメリカ北海岸マサチューセッツ州バーナード・クロシングのユダヤ人地域にある小さな町のユダヤ教会
探偵法
ピルプル論法
カル・ヴェ・ホメル(軽と重)
イム・ケイム論法(間接証明の一種)
協力者
ヒュー・ラニガン警察署長
妻のミリアム、長男のジョナサン
事件簿
11長編

■事件ファイル■

【長編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 金曜日ラビは寝坊した 1964 早川文庫19-1
HPB1179
MWA賞新人賞('65)
2 土曜日ラビは空腹だった 1966 早川文庫19-3
HPB1138
3 日曜日ラビは家にいた 1969 早川文庫19-4
HPB1250
4 月曜日ラビは旅立った 1972 早川文庫19-5
HPB1230
5 火曜日ラビは激怒した 1974 HPB1255
6 水曜日ラビはずぶ濡れだった 1976 HPB1285
7 木曜日ラビは外出した 1978 HPB1335
8 Someday The Rabbi Will Leave 1985 -
9 One Fine Day The Rabbi Bought a Cross 1987 -
10 The Day the Rabbi Resigned 1992 -
11 The Day the Rabbi Left Town 1996 -

【その他】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 ラビとの対話 1981 早川書房('82) ユダヤ教についてのの宗教対談

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